2017,7,10〜18                             藤田

3年前イギリスから空手の講習を受けたいと、約10名の我が稲美松濤館を訪問。
大変熱心な仲間であったことを思い出す。
2週間の関西滞在中、10日間、稲美まで宿泊先の明石からJR、タクシーを使って
通ってきた熱心さに「次はこちらから行くよ」って、つい発した言葉を忘れずに毎年
「いつ来るのか?」との催促、もともと北のほうのスコットランドとかアイルランドに
興味をもっていたので、今回思い切って娘と訪問することにした。

10日夜 ロンドン着 空港近くに宿泊
11日  ロンドン市内へ、観光にあまり興味なく市内をブラブラ、英国の雰囲気を
12日  依然日本にしばらく居たTIMと再会、彼は住まいの近くにJKAの道場がなく
     現在、空手は休業中。昔の話しをしながらの観光、そしてレスターへ移動
     1時間あまりの列車での旅、イギリスは小さいと思ってたが広い、広大な
     草原、麦畑に思わず農業国かと思う、しかしTIMの話しではアメリカと同じ
     、ファンドで経済を動かしている危なっかしい国とか。
 LEICSTER
  市内は英国の歴史を感じる建物や町つくり、しかし来るまで10分も走ると郊外
  の草原なり、畑 そんな町であった。
  人口34万人(高知市や大津市に匹敵する)、そしてなんと言ってもこの町を有名
  にしたのは昨年、イングランドリーグで1884年創設以来、弱小チームであり続け
  ていたのが、驚きの優勝である。日本人プレーヤー岡崎慎司の活躍も記憶に
  あたらしい。ともあれ、そんな町で人情豊かな空手の仲間との交流は楽しい時間
  を過ごす事ができた。
13日  市内中心部にある学校の体育館での講習会。
     今日は初心者から高段者まで60名弱の受講生、基本を中心に基本形の
     解説など、途中休憩を挟んで2時間のセミナーは必死に空手を学ぼうとする
     熱心な仲間に励まされように時差ボケと風邪の体調不良も忘れて指導する
     ことができた。

全員で基本、「腰を落として」が辛そうである

       汗をかいた後は皆で記念撮影





 Tony Conroi 先生 30年前、日本で空手を、そして現在はレスターを中心に8箇所の道場で松濤館の空手を教えて
 いる。我々のJKAとは組織は別でも目指す松濤館空手の心は共通する。  レスター松濤館のWEB

14日  昼間はのんびりと市内を食事を兼ねて出かける。古い趣を残した街並みは英国の伝統を感じる。
     夜はコンロイ先生近郊のかなり郊外に連れて行かれてのセミナー。
     今日は黒帯限定である、選定形(観空、慈恩、燕飛、抜塞)を中心に。


         観空大 蹴りを中心に               このメンバーで       

      終了後、典型的なイギリス料理を、と云うことで ”Fhish & chip” 上手いもの無しと云う噂のイギリスで
      の名物に不安はあったが、予想に反して味良し、大きなフライをぺろりと平らげてしまった。

 15日  今日は午前の稽古、それも指導者のみ、なじみの顔である。
      希望により「壮珍」から、しかし始めるとやりたい事、伝えたいことが次々と、指導者と「云うことで年配者
      も多いのにも関わらず熱心な態度に、つい一時間みっちり休憩もなく「壮珍」のみの講習になった。

         「壮珍」 ただ一つ                 これがコンロイ道場の指導者面々       

      夜はコンロイ先生の家族と師範代的な立場(?)のゴートン先生とで近くのレストランでご馳走になる。
      ステーキだ!ワインだ!上機嫌でホテルに、旅行の終わるころになってやっと体調が回復する。

  16日  午前中はのんびりすごし、午後はコンロイ夫妻と近くの遺跡のある公園へ出かける。イギリス人の休日
       の雰囲気に入れてもらった思い。

  17日  朝、レスター駅に送ってもらい、一路ロンドンへ
       飛行機の出発まで時間があるのでロンドン市内観光 騒々しい町の喧騒に大きな大阪か?と思った。

  18日  夜 関空着 疲れたが充実した日々に満足。
       来年かその次にまた日本へ来るという、もちろん稲美松濤館での空手交流を中心に、、、
       そしてその次にまたこちらからレスターへまた来いって! 体力維持しなくっては。


         Warwick Castle        
この 壮大かつ印象的な要塞は、西暦1068年に征服王ウィリアムが初めて棒部を固めた
土地であるエイヴォン川の河岸に 堂々と聳え立っています。 64エーカーに広がる庭園は
、1750年代に高名なランスロット・ブラウン(Capability Brown) が設計・造園したものです。